仕事を知る

WORKS

羽山 草平

− PROFILE

氏名
羽山 草平 (はやま・そうへい)
所属
編集局報道部
経歴
2008 年入社
整理部、文化科学部、豊後高田支局を経て、2017 年から報道部
出身学部
大学院法学研究科

問題を問題と捉える⼼を持つ。誰のために何を書くべきかを考える。

本社報道部で記者をしています。事件・事故を扱う警察・司法担当を経験し、今は独⾃の取材テーマとして、悪質な交通事故の刑罰はどうあるべきか―という調査報道に取り組んでいます。2021年2⽉、⼤分市の⼀般道で時速194㌔の⾞が対向⾞に激突し、男性1⼈が亡くなりました。常軌を逸する速度で死亡事故を起こしたドライバーに対し、当初、悪質な事案を罰する危険運転致死罪が適⽤されず、被害者遺族は「法の壁」に苦しむことになりました。こうした事例は全国で起きており、法の在り⽅に本質的な課題があると考え、遺族や専⾨家に取材を重ねて問題提起を続けています。

やりがい・印象に残った仕事

⼤分県内では時速194㌔の⾞による死亡事故のほか、2022年6⽉には別府市で⼤学⽣2⼈が死傷するひき逃げ事件が起きました。事件や事故で⼤切な⼈を失った遺族の悲しみ、苦しみ、悔しさは⾔語に絶します。こうした声に⽿を傾け、記者として何が書けるかを常に考え、⾏動しています。⾃分の記事をきっかけに全国の被害者遺族がつながり、「法の壁」をなくそうとネットワーク組織を結成しました。読者に⾝近な地⽅紙が持つ⼒と果たすべき役割を改めて感じました。報道する責任の重さはありますが、さまざまな問題を掘り下げ、社会に投げかける仕事に誇りを持ち、⽇々の取材に臨んでいます。

休日の過ごし方

気分転換は休⽇に楽しむサッカーです。他の新聞、テレビといったメディア仲間とチームを作り、グラウンドを⾛り回っています。

⼤海 すみれ

− PROFILE

氏名
⼤海 すみれ (だいかい・すみれ)
所属
編集局地域報道部南部総局
経歴
2021 年入社
報道部を経て、23年から地域報道部南部総局
出身学部
国際総合科学部

地域に暮らす⼈たちの役に⽴ち、元気につながる記事を届けたい。

⼤分県南部をカバーする南部総局の記者として、豊後⽔道に⾯し、鉱業と⽔産業が盛んな⼈⼝約1万5千⼈の津久⾒市を担当しています。⾏政・議会から事件・事故、地元のお祭り、学校⾏事まで取材はジャンルを問わず、関係者に話を聞き、写真を撮り、記事にまとめます。「イルカの⾚ちゃんが⽣まれた」「アジサイの花が⾒頃」といったほっこりする話題が多いのも地⽅紙ならではかもしれません。⼀つの⾃治体を1⼈で担当する責任にプレッシャーを感じることもありますが、地域の皆さんの役に⽴ち、「元気」につながる記事を届けるため、市内のあちこちを⾛り回っています。

業務風景

やりがい・印象に残った仕事

2023年8⽉、津久⾒市の伝統芸能「津久⾒扇⼦踊り」の体験取材にチャレンジしました。記者が地域の⾏事や気になる仕事に⾶び込み、そこで体感したことや経験をまとめる企画で、私は⻑く踊り継がれてきた伝統芸能に挑戦しました。約1カ⽉にわたって稽古を重ね、本番で感じた市⺠の⼀体感やみんなで踊る喜び、伝統⽂化を守ろうとする⽅々の熱い思いを記事にしました。反響は予想以上で、たくさんの⼈から「良い記事だったね」「⼀緒に踊ってくれてありがとう」と声をかけてもらいました。街の⼈たちと打ち解けるきっかけになり、地⽅紙記者のやりがいも感じました。

休日の過ごし方

休みの⽇は友⼈とランチや買い物に出かけてリフレッシュすることが多いです。⽉1回のネイルも楽しみの⼀つです。

髙⽊ ⼤誠

− PROFILE

氏名
髙⽊ ⼤誠 (たかき・たいせい)
所属
編集局運動部
経歴
2019 年入社
販売部、報道部を経て、23年から運動部
出身学部
アジア太平洋学部

競技の魅⼒、選⼿の努⼒を発信し、⼤分のスポーツを盛り⽴てたい。

スポーツ競技の試合・⼤会を取材して結果を伝え、勝敗の要因を分析し、選⼿の思いなどを記事にまとめます。状況に応じて競技の写真も撮影します。われわれ運動部は40以上の競技を取材しており、私はラグビー、柔道、重量挙げなどをメインで担当しています。地⽅⼤会やインターハイ(全国⾼校総体)・国体といった全国規模の⼤会に加えて、国内外で活躍する⼤分県関係の選⼿も取材します。単に試合結果を伝えるだけでなく、厚み、深みのあるスポーツ記事を書くには仕込みの事前取材が⽋かせません。⽇ごろから練習場所に通い、選⼿や関係者と話をしながら必要な情報を収集しています。

業務風景

やりがい・印象に残った仕事

2023年のインターハイでは私が担当する競技で⼤分県代表の選⼿が初めて優勝し、快挙を報じる記事を紙⾯に⼤きく掲載しました。後⽇、関係者から感謝のメールが届き、運動記者のやりがいを改めて感じました。選⼿がどれほどの努⼒を積み重ねてきたのか。どんな思いで試合・⼤会に臨んだのか。それぞれの「物語」を伝えることで共感が⽣まれ、より⼤きな感動につながると思っています。われわれには⼤分県スポーツを盛り⽴てていく⼤切な役割があります。私⾃⾝、全国⼤会などで⼤分県勢を応援するあまり、興奮してしまうこともありますが、「⼼は熱く、頭は冷静」をモットーに取材にあたっています。

業務風景

休日の過ごし方

⼩学校から⼤学までサッカーをやってきたので、国内外のサッカー動画はできるだけチェックします。最近は競技の勉強も兼ねてスポーツ系の⼈気アニメも観ています。